ジョルジュサンドの言い分を知ると透けて見える真実がある。

ジョルジュサンド 2

ショパンの顔

歴史的には「ショパンの寿命を縮めた女」と言われたりしますが、 実態はどうだったのでしょう。

サンドも相当苦労したと思います。
なんせ、弱いんです、このショパンって男は。
ちょっと何かあると体調を悪くする。こじらせる。引き籠る。あげくの果て結核になる。神経質。サンドの家に居候しながら、常にサンドの娘の肩を持ち、サンドの息子と距離を取り、サンド一家の関係にひびが入るようなことをする。サンドの娘も年頃になるとそんなショパンを誘惑するようになる。ショパンもちょっぴりその気になる。

サンドは常にイライラして仕方ない。実の子供二人にも問題があるのに、恋人が子供みたいなもんである。かつ夫の男爵とは婚姻関係を破棄していない為、世間からは常に悪く言われる。

ある日、とうとうサンドはとうとうショパンを追い出します。
徐々にショパンの体調は悪化し、死の淵を彷徨います。
別れた二人ですが、ここにきても手紙のやり取りをしているんです。最後のギリギリの恋愛感情、憎悪、情緒不安定が伝わって来て興味深い時期です。

さて、ショパンの性格は一般の人々は知りません。知っているのはあくまで彼の作った素晴らしい曲です。

サンドは苦悩します。「どうせ歴史はショパンの味方ばかりするはず。私には悪名しか残らない、それならば!」と思ったのか、思わなかったのか。思ったんでしょうね。いわば暴露本のようなものを書くわけです。

サンドも激しい人でした。作家であり、フェミニストの走りですから当然ですね。言われっぱなしなんて有り得ない。自らの名誉を守る為なら、大天才の性格の細かいところまでほじくり返すわけだ。ここらへんの人間模様が面白い。サンドが作家だったから出来たことなのでしょう。サンドが一般人なら何も発信するツールが無いわけですから。

と、ネタバレしているようで、演劇本編とは逆なんです、この話。本編はショパン側の立場で書いています。

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