家族の情景

先日、実家から荷物が届きました。
お礼の電話をしました。
父が出ました。

「おお、真也か。元気にしてるか。どうした」

「荷物届いたよ。ありがとう」

「そうか」

「脚本は書いてるのか」

「書いてるよ」

刹那!声が母に変わりました。

「あんた、届いた?」

「届いたよ」

「美味しいじゃろ」

「美味しいよ」

「ほうじゃろう、冷蔵庫に入れたら長持ちするけぇすぐ入れんさい!」

「で、今さ、父さんの電話もぎとった?」

「もぎとった」

「代わってって言わなかった?」

「言わんかった」

「かわいそうじゃん」

「ほう?ほんじゃ代わるわ」

「真也か」

「父さん、電話もぎとられたん?」

「うん」

「父さんいじめられとるん?」

「いじめられてる」

「・・・・・・・・・・・大丈夫?」

「お前は大丈夫か?」

「うん。なんとか」

「ま、こっちもなんとかな」

突如母の声に代わる。

「あんた何を言おるの?人を何じゃ思うとるんね」

「いや。父さんに優しくしてあげてやって」

「十分優しいわいね」

「そっか。じゃ、父さんに代わって」

「真也か」

「父さん、大丈夫?」

「大丈夫だ。ひどいのに捕まっただけだ」

「母さんのこと?」

「そうかもな」

「父さんも苦労が耐えんね」

「そうだな」

「あんた何言おるん?」

「父さんに代わって!」

「真也か」

「父さん、大丈夫?」

「まあな。ひどいのに捕まっただけだ」

「あんたさっきから何を言おるの?」

「父さんに代わって!!」

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