終演のご挨拶

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東京イボンヌ 復活公演 「イッヒリーベディッヒ」 無事に幕を降ろすことができました。
書きたいことが多すぎて、明日にしようかと思っていたけど、いいや、支離滅裂で。
950名(推定)のお客様、ありがとうございました。
あんな狭い席で、大変だったと思いますが。

実は、この公演をやるにあたって,ある悩みに直面していました。
初めての通し稽古が2時間10分だったのです。
これは驚愕の時間でした。
読めなかった・・・・・。不徳のいたすところ。
私自身、他の劇団の舞台を観る時、90分を理想としている為、あの劇場でこのタイムは無い。
ケツが痛くなるのは目に見えている。
しかも東京イボンヌの客層は比較的高齢の方が多い。
悩んだ末、とことん台詞やシーンをカットしました。断腸の思いでした。
結果100分になりました。
でも大幅カットでも、皆がクオリティとモチベーションを下げなかった。
ひとえに演出家と役者の力です。

東京イボンヌが復活した理由は二つあります。
「クラシックの楽曲をコンセプトにした劇団」をライフワークとしてやりたいなと思ったこと。
次に「食える演劇の仕組み」を創って、実現させること。

東京イボンヌは、今後、より一層、様式美、形式美の方向へいきます。
オペラでもない、オペレッタでもない、演劇なんだけど演劇とは少し違う。
新しいモノ。新しいジャンル。
クラシック音楽の生演奏の割合も増えていき、曲の魂を役者と演奏家が双方、奏でていく感じ。
物語の軸を決めつつ、役者の演技と、生演奏自体が台詞のように演劇の中で交差したい、そうなるだろうな、と思いました。
オーケストラとの共演が最終形態なのかなと想定しています。

さて、3年後、新国立劇場。
そして、ライフワークとする小劇場変革。

今のマンパワーでは非常に厳しいなと感じています。
志同じくする方々の参加をお待ちしております。
分散より、結集のほうが合理的です。
些事を捨てて、大義へ。
江戸幕府を倒そうっていってるときに、あれこれ手段を選んでいる時間がありません。
外国の力を借りようが、何をしようが、勝負に勝たなければいけません。

如何に、小劇場変革が難題か。
ここを共有出来ないと、この話はここでストップします。
事実、今回、全公演、初日前に完売、キャンセル待ちのオンパレード。
ここまでしても、劇団にお金がほとんど残らないのが実態です。
「演劇だけで食う」を普通にやっていたら夢の夢で終わります。

変革の為には発想の大転換とスピードです。
発想とスピードが全てです。
はい。持論、終了。
アンケートに「主宰の思いが重い」と書かれた福島です。笑

演出家、中村暢明氏、本当にありがとうございました。
あなたがいなければ、何も出来ませんでした。
ただただ、存在に感謝しております。

出演者、演奏家の皆様。
日に日に進化していく皆さんを見ながら、演出家との信頼関係を思いました。

本番以降、不安に思うことは一度もありませんでした。
白熱の演技、素晴らしい演奏。
よくぞ、怒涛の11ステージを戦ってくれました。ありがとうございました。

身内の話で恐縮ですが、東京イボンヌの制作陣、俳優陣。団長はじめ本当に頼りになりました。感謝。

最後にお客さま。
東京イボンヌの作風は今後、毎回変えます。

つまり、今回は暗い切ない話だと思っても、次回はコメディかもしれません。
しかし、コンセプトだけは一貫しております。

「東京イボンヌはクラシックの楽曲をテーマに、 曲に込められた魂を物語に紡ぎだす演劇集団です」

どうぞ今後とも、宜しくお願い致します。
本当にありがとうございました。

東京イボンヌ主宰
福島真也
全員写真

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