原点回帰

genntennkaiki2

これまで言ってきたことを整理します。

ふと、気づいたら、11人の団体になっていた。

復活して以来、物凄い勢いで、駆け抜けてきたが、魅力的なメンバーが集まった。
我々は年を取っている分、戦略的に勝つ方向を目指す。
制作陣の強みは「全員社会人」、であると思う。

何で演劇だけ、給料が払われない仕事なのか。
良いモノ創るのは第一義だけど、演劇をビジネスとしてみることも、全く同じくらい大事だと思っています。

そうでないと、ほとんどの劇団が、結局は、疲れ、金に困り、解散します。 そして、また新しい連中が演劇を始めて、また解散。これを数十年繰り返してるように思えます。

劇団は何故、儲からないのか。
固定費が収入のほとんどを占めるからです。劇場、スタッフ、大道具、美術、制作にお金を払ったら手元に残らないのです。だから、劇団も乏しい、役者も乏しいという負の連鎖が続いています。
だから、変えようねってことです。

東京イボンヌはでは今、打開策を必死で考えています。
「大好きな演劇やって、給料もらいたいね」
をモットーに制作陣と役者たちが知恵を絞っています。

それにしても歴史を見ると面白い。

過去の人気劇団、全国区になった劇団というのは、必ず「跳ねる時期」「ブレイクする時期」がある。
「ここ!」って時に、動員がいきなり1万になったりしている。
そこには必ず理由がある。
「いきなり」ではない。当然だ。どの劇団も早い段階で「有効な仕掛け」をしている。
その仕掛けが功を奏するタイミングと、コンテンツが客に支持されるタイミングが「ある時」に重なる。そして、爆発する。

既存の常識的な発想では、絶対に、この小劇場の壁は打ち破れない。
「演劇が趣味」「演劇が好き」 と、「演劇で飯を食う」、この絶対的な違いを日々感じています。
固定観念をどこまでシャッフルできるか。

王政が当たり前だった頃に、身分制度廃止を訴え、実際に革命運動を始める、それくらい脳味噌、転換、シャッフルが必要。

柔らかく、慣習に一切、捉われないで。ボコボコと劇団が生まれ、消えていく劇団たちよ・・・諸事情あったと思いますが、

30過ぎて、演劇をやめる方々の理由は経済的な理由がほとんでしょう。
「演劇を仕事と出来るか」否かが全て。会社にしないとダメだな、という思いを新たにしました。その為にすることが山のようにある。

孫正義だったら、今、小劇場界で劇団をもったとして、どう経営するのだろうか?今でも覚えている。ヤフーADSLの箱を街中に配っていた頃を。あの頃、ADSLの意味すら知らない人が、無料だってことで、箱を持ち帰った。やがて、使わない人は「こんな意味わからんもの要らんわい」と怒って送り返した。しかし、使う人は「便利」だと思った。
そして、時代はあっという間にダイアルアップからADSLになった。
その後、光が広がるまではヤフーADSLが市場のトップになった。

つまり入口はどうであれ、彼のすごいところは、結果を出した。

どのつまり「発想」なのだろう。

歴史ある電電公社が、一人の青年が数十年前に興した会社と同じ土俵にいる。いとおかし。

「数字は作るものである」

興味が無い人には、興味を喚起させるのが営業。
ニーズが無い人にニーズを喚起させるのが営業。
営業のプロの方々が聞いたら、当たり前だと笑うかもしれない。

でも、演劇の世界では、お客さんは、「気に入ってくれたら来てくれるもの」という認識が強い人が多い。 いや、そうあるべきだと思っている人が多い。

違う。営業、コンテンツ、仕組み、この3つは常に同時並行でやらんと無理。待ちのビジネスにしてるのは、こっちの思考回路の問題だ。

劇団四季。全国の小学校、中学校、高校に対して、営業マンが飛び回って、修学旅行のカリキュラムに入れてくれと、頭を下げて回っている。あのクラスになっても、未来のお客さんを自らの手で呼び込むわけだ。演劇界の顧客市場なんか、無限大。

何を臆することがあろうか。
切り込めない理由が一つもない。

新たな顧客を作らずしては、穴倉で終わるだろう。
「素晴らしいもの」を作っても、穴倉で発信され、穴倉で受信するだけでは、穴倉で完結する。

「マスが動く仕掛け」=発想=センス=実現力
まあ、難題だらけだが、活路は必ず。

私は、東京イボンヌが力をつけたら、会社にしたい。
そして、全員月給制にする。
俳優部は演技だけに集中する。
制作部の営業社員が、スポンサーを取る、大口客を取る。
分業を徹底する。
そして稽古場をもつ。
劇場を持つ。
その為には、圧倒的なマンパワーが必要。
体制が整い、然るべき時期がきたら。

【今後】

⇒ ワーサルシアター (2013年 10月1日~6日決定)
⇒ ワーサルシアター (2014年 3月17日~23日決定)
⇒ 中野ポケット   (2014年10月6日~12日決定)
⇒ 吉祥寺シアター  (2015年 春)
⇒ シアタートラム  (2015年 秋)
⇒ 吉祥寺シアター (2016年 春)
⇒ 新国立小劇場   (2016年 秋)

【個人の今後】

36歳~46歳
=食える演劇の確立
=法人化
=スポンサーと動員
=給料を払える組織

46歳~56歳
=強固な組織作り
=演劇文化の全国普及
=草の根活動
=劇場設立

56歳~
=過去、誰もがなしえなかった価値の創出

60
退職、 引退。
草創期のメンバーとハワイで乾杯。
海沿いに生活する。

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