演劇は『愛』によって、3度創造される。 ─ 中村暢明さんの演出指導を見て気付いたこと

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どうも。ウェブマーケティング担当のBOKUです。

数日前。主催の福島より連絡が。

福島「ウェブマーケティング頑張ってくれてるのはわかるけど、稽古にも顔だしなYO!」

僕「はあ。でも、仕事忙しいし。。」

福島「パソコンの画面ばっか見てないで、現場見ないと。事件は現場で起きてるんだYO!」

僕「・・・・・・」

そんな訳で、仕事帰りに行ってきました。舞台稽古。

潮の香りがほのかに匂う築地に、その現場はありました。

現地に到着し、エレベーターで4階に上がると、廊下には、稽古の出番を廊下で待つ俳優陣が!裏方の裏方で、ほとんど知った顔のない僕は、完全にアウェイな気分です。
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部屋を見つけ、緊張しつつ扉を開けます。
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中に入ると、俳優の皆さんと演出家の中村暢明さんの真剣なやり取りの真っ最中。そう、ここはまさに戦場。真剣な演技と重苦しいシーンに引き込まれます。
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中村暢明さんの演出指導を見学。

「そこもうちょっと大きく。」
「タイミングはこう。」
「あ、そこ動かない。」
「もう一度そこやって。」
「淡々とやってみて。」

中村さんは、頭の中にある、いくつかの演出の選択肢を、俳優さんたちに試してもらいながら、演出の調整を続けているようです。

2時間ほどでしたが、演出指導を見ていて、はたと気づきました。

「演劇において、創造は3度行われる。」

経営の名著「7つの習慣」の中で、コヴィー博士は創造は2度行われる(一度目は計画の中で、二度目は実行の中で)と言っていますが、演劇では、第一の創造は脚本家の頭の中で行われ、第二の創造は演出家の手によって行われ、そして三度目の創造は、俳優たちの演技の中で行われるのです。

あっという間に時間は過ぎ、閉館10分前になった段階で、全員で片付け。流石になれたもの。あっという間です。俳優の男性陣が、その場でパンツ姿で着替えているのにはちょっと驚きました。
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片付け終了後、中村さんと数分話す機会が。

僕「最初から、演出の選択肢をいくつか持っているんですか?」

中村さん「持っている場合と、持っていない場合といろいろだね。でも、持っていても、当日の演技を見ながらその場で調整していることが多いかな。」

僕「俳優さんから提案を受けることもあるんですか?」

中村さん「ありますよ。特に、過去にも演出したことがあって、信頼関係ができている俳優さんは、いろいろ意見交換ができますね。」

僕「やっぱり、信頼関係は大切なんですか?」

中村さん「大切というか、すべてといっても過言ではないと思います。僕は、よい演劇を作る上で、最も大切なのは『愛』だと思っています。」

僕「『愛』??」

中村さん「そうです。本当にこの舞台を良いものにしたい、成功させたい、というメンバーの強い思い、それが『愛』なんです。」

僕「なるほど」

中村さん「あまりよくない舞台というのは、ほぼ間違いなく、稽古の雰囲気が悪いんです。『愛』や『信頼』が足りないんですね。でも、面白いことに、『愛』がたくさんあっても、舞台がうまくいかないこともあるんです。その意味で、『愛』は必要条件ではあっても、十分条件ではないということです。」

いやあ、面白い。普遍的な真理が、この言葉の中に光っていますね。先の僕の気づきと合わせて考えると、演劇は『愛』によって、3度創造されるということでしょうか。しかも、『愛』だけでは足りない要素もあるとのこと。いつか、それがなんなのか、別の機会に聞いてみたいです。

最後に、会館の入口で、お知らせや諸々の調整を実施して、解散。
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普段は、演劇などというものには全く縁がない僕ですが、今日はいろいろと勉強になりました。次回公演も、『愛』がテーマ。本番が楽しみです!

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