シューベルトの「魔王」

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こんばんは。俳優部の羽原です。

すっかり6月公演の稽古も佳境に入ってきました。

今日は、個人的にとても困っている(?)シューベルトの「魔王」について。

天才ゲーテの詩を、はたまた天才シューベルトが曲をつけたこの曲。

もともとはゲーテの音楽劇「漁師の娘」の冒頭で、川辺の漁村で娘が漁師の帰りを待ちながら口ずさむのがこの「魔王」の詩でした。

本来のストーリーとはあまり関係のない、娘が口ずさむ民謡というサブストーリーで現れた「魔王」は

もともと恐ろしいものではありませんでした。

 

なので他にもこの「魔王」の詩を元にした曲はたくさんあったのですが、

他の作曲家が作った「魔王」は例えばこんな感じでシューベルトの曲とは異なり、ポップな感じだったのです。

http://ml.naxos.jp/work/889248

↑「選択曲を視聴」を押してください。冒頭だけ視聴できます。

 

しかし、シューベルトはその優れた言葉に対する感覚と想像力で

「魔王」という詩の世界観の本質をつき、恐ろしい「魔王」を作り上げました。

父親が感じる、子どもに災難がふりかかる恐怖。そして子どもが自分の元から去っていく恐怖。

それらを最終的に、シューベルトは子どもの死という形であらわしたのでした。

 

魔王は脅威であり、誘惑であり・・・。

とか色々毎回の稽古で感じることはあるんですけど、

すごく微妙なことなので、あんまり変化がないように見えるかもしれないんですけど、

んー。ぶははははは。

毎度、不器用ちゃんの私は何でも時間がかかるのでした。

 

今日はちょっと魔王の稽古で自分が感じたものは、

以前とは違ったし、帰りながら何となく反芻して

密かにガッツポーズだったのですが、

別に出来てるわけではありません。。。

 

今回試してみたいことと作品への絡め方にイメージがちょっとついたので

チャレンジしてみようと思います。

七転び一起きでも。

 

と、無意味に自分にハードルを課してみる。

ちゃんと毎回、違いを感じよう。

器用になりたいなー。

 

現代の魔王ってもしかしてこんなんですか?

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本番をお楽しみに!

第1回東京イボンヌ企画公演「歌と朗読で贈る【愛の花束】」~シューベルト・シューマンのドイツリートの世界~

【出演・詳細】

<全ステージ出演>

ピアノ 浅見陽子

俳優 古賀司照

俳優 羽原寛子

俳優 大澤慶佑

6/6(金)14時30分開演

ソプラノ 豊田麻理奈

バリトン 加耒徹

6/6(金)18時30分開演

メゾソプラノ 杣友惠子

バリトン 加耒徹

6/8(日)13時30分開演

メゾソプラノ 杣友惠子

バリトン 原田圭

6/8(日)17時30分開演

ソプラノ 阿部佳美

バリトン 原田圭

<上演曲> ・シューベルト名曲集 「アヴェ・マリア」「魔王」「鱒」「菩提樹」「セレナーデ」「音楽に寄せて」「野ばら」

・シューマン名曲集 「女の愛と生涯(全曲)」「献呈」

【会場】紀尾井町サロンホール http://www.ark-home.jp/hall/access/

【料金】3000円

【予約】 https://ticket.corich.jp/apply/53062/002/

 

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