旗揚げ公演「無伴奏」のモデルになった女性

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【貴子、来日決定】

貴子。 拙作舞台、「無伴奏」のヒロインの名前だが、実在する。
「あんな人いないよ」と言われたが、いる。

たばこを巻きながら「私天才だから」。
ベルギーに住む姉の結婚式で出会った。

その頃、私は旗揚げ公演「無伴奏」のヒロインのキャラクターを繊細で優しくて傷つきやすくて、という雰囲気でまとめようとしていた。

しかし、話が進んでくれない。
(当時、あらすじを決めずに、いきなり書く主義だったからこそ尚更)

ベルギーの姉夫婦の家でも唸りながら、
結婚式なんかどうでもええわ!
こっちは脚本じゃい!と脳みそがぶっ壊れていた。
いや、それくらい追いつめられていたのだ。

その時に出会ったんですね。貴子に。(本名、違うけど)
「私、天才だから」これをさらっと言える人に。
衝撃を受けました。それでいて、超繊細なのはすぐにわかる。
実際、バイオリンを聞かせてもらって、あ、この人、本物だと思った。

そして、その日は、意気投合、飲みつくしたのです。
結果、一気にあの作品は出来上がりました。
「煮詰まったら人に会う」その時以来のことです。

しかし、今読んでみると、似てるんだけど、全くの別人物であることがわかる。
本物のほうが、滅茶苦茶ですね。それでいて常識人です。そう、本物のほうが複雑なんです。そう。ヒントをもらいながら、途中で自分の世界観に引き寄せたわけだ。

あの舞台は一度、再演した。
いつか、再再演をする機会があったら、脚本を徹底してリライトしてみたいと思う。もっと骨太な脚本に出来るはずだ。

一人の人との出会いが、色んなものに派生することの面白さを感じています。

ちなみに、貴子が出会った翌年、来日したときに連れてきたのが妻。
妻と出会ったきっかけも貴子だったのでした。高校の親友だというわけです。

げ!前置きが長くなってしまった。

貴子モデルが来月、我が家に泊まりに来ること決定。
久々に貴子節を聞かせてもらえることが嬉しいのです。

彼女の弾く、無伴奏バイオリンパルティータ2番「シャコンヌ」は最高です。

そう、シャコンヌは第三回公演、「喫茶シャコンヌ」にも引き継がれていくわけです。

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